夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
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もう11月になったら普通は冬ですよね。ホームセンターでもクリスマスの飾り付けが並んでいます。でも奄美大島はセミが鳴いています。晴れていると暑いです。最近はどうにか通行ができる様になった道路でよく名瀬へでかけます。ところどころ、工事車両が土砂の撤去などで動き回っています。建築土木関係者の方々はしばらく大忙し。豪雨から2週間が経ちました。あの出来事がなにか家族に意識の変化でももたらしたのか、我が家では液晶テレビの導入、地デジアンテナの設置など、急速にバージョンアップしています。引っ越してきてもうすぐ4年。それまでテレビ無しでした。あってもDVDをかりて見るだけ。世間のニュースはラジオと新聞と人の噂がたよりでした。アンテナを七転八倒しながらとりつけ、32型の画面にサッカーの中継が鮮明に映ったときは家族で大拍手!まるでサッカーでゴールがきまった時のゴールパフォマンスかというくらいの騒ぎっぷりでした。次はもうすぐ故障しそうな炊飯器が目標。いまほんとにいろいろありますね。中の釜が鉄とか、銅とか、真鍮とか。なにが違うのかさっぱりです。でもそれを選ぶのもまた楽しみなものです。こんな日常の些細なことが、いまとても幸せに感じます。家族で買い物にいくとかいう普通のことが。子供たちも元気にやってます。3日の祝日には小学校の校庭で木登り。学校の庭で木登りなんて最高ですね。授業でもやればいいのに。木の上に家をつくれたら卒業とか。話変わって、この大豪雨災害で観光客のキャンセルが相次いだそうです。そりゃそうですね。テレビであんな映像みせられたら行くのやめます、普通。さて、なんだか今日は何を言おうとしているのか自分でも分からなくなってきました。些細な日常が幸せと感じているほど、やっぱりショックを受けてたって事ですね。12月のキャンプツアーが今年最後のカヤックツアーになるでしょうか。たき火を囲める喜びをあじわいましょう。
豪雨災害の復旧もやっと始まったばかり。今度は台風が直撃!? と、島の誰もがダブルパンチにうなっていた事と思います。しかし東にそれた台風は、強風と海の時化はもたらしたものの、やはりあの豪雨ほどではなく、あっけにとられて本日を迎えました。でも地盤のゆるみから来る土砂災害への警戒は、以前呼びかけがつづいています。復旧現場の横を通るときは、見上げるような土砂の山に固唾をのんでいます。我が家は豪雨ではほとんど被害は有りませんでした。しかし、知人などが遭遇した恐怖や、そこら中の災害の爪痕を見るたび、少なからず精神的ダメージを受けていたようです。なんだかブログを書こうという気持ちもなくなっていました。それでも今日、久しぶりの太陽に励まさました。畑へ出向き、いくつもの冬野菜を植えてきました。まるで島の元気を植えてくるような気分でした。再生への歩みは始まったばかり。でも、生きようとして畑に何かを植えるのは、なにかとても大切なことだった様に感じています。発芽とともに新しい希望がうまれること、島が元気になって行く事を願わずにはいられませんでした。
記録的豪雨も一休み。ほんとにほんとに嬉しい太陽の光が奄美を照らしています。いまも大雨警報が解除されていませんので注意は必要です。先日北部の佐仁集落に訪れる機会がありました。どうにか車が通れるようになった道にはところどころ災害の爪痕が残っています。集落は床下浸水。すでに水は引き、道の土砂はどけられています。各家庭ごとに濡れてしまって捨てる家電製品、家具などが玄関の前などに並んでいます。慌ただしく動き回る住民の方々。行政関係者も、こりゃまいったといった疲れがみてとれます。それでも出来る事からす少しずつでも、といった具合にみなさん活気よく懸命に動いておりました。区長に何かお手伝いを、と申し出ましたが、「大掛かりな作業は終わっており、まあ個人の家に入るのも…。お気持ちだけで十分です。」と、丁重にお断りされました。早期の復興を願い、見守りながら集落をあとにしました。
いまもお見舞いのメールやお電話を頂いている皆様、ほんとにお心遣いありがとうございます。島が平穏を取り戻すには数ヶ月、1年とかかるでしょう。また落ち着きました暁には、美しい海をみに遊びにいらして下さい。
長谷川 雅啓
いまもお見舞いのメールやお電話を頂いている皆様、ほんとにお心遣いありがとうございます。島が平穏を取り戻すには数ヶ月、1年とかかるでしょう。また落ち着きました暁には、美しい海をみに遊びにいらして下さい。
長谷川 雅啓
20日昼からの未曾有の豪雨によってNTTの施設、携帯電話の基地も土砂崩れ、浸水などで麻痺。そしてついさっきようやく電話が復旧しました!
全国から心配のメールやコメントをお寄せいただいた皆様、いまようやく確認出来ました。ありがとうございます。ここ笠利地区(空港近く)はTVで放送されている住用町や龍郷町とはちがい、ずいぶん平穏です。さすがに屋根が吹き飛ぶかという雨ではありましたが、床が浸かるなどのことはありません。子供も歩いて学校や保育所にいける状況です。いま困っているのは、隣町の龍郷町、その向こうの中央の名瀬へ道が寸断されていて行かれない事です。物資が届かないので北部のスーパーも一夜で棚ががらがら。近所に間もなく出産予定日の人がいるけど大丈夫かと心配になります。
今夜もまた激しい雨の予報。まだ移動は細心の注意を要しますが、電話がつながっただけで首を絞めていた手が離れたかのような開放感です。まずは復旧一段落です。取り急ぎご報告まで。
長谷川
全国から心配のメールやコメントをお寄せいただいた皆様、いまようやく確認出来ました。ありがとうございます。ここ笠利地区(空港近く)はTVで放送されている住用町や龍郷町とはちがい、ずいぶん平穏です。さすがに屋根が吹き飛ぶかという雨ではありましたが、床が浸かるなどのことはありません。子供も歩いて学校や保育所にいける状況です。いま困っているのは、隣町の龍郷町、その向こうの中央の名瀬へ道が寸断されていて行かれない事です。物資が届かないので北部のスーパーも一夜で棚ががらがら。近所に間もなく出産予定日の人がいるけど大丈夫かと心配になります。
今夜もまた激しい雨の予報。まだ移動は細心の注意を要しますが、電話がつながっただけで首を絞めていた手が離れたかのような開放感です。まずは復旧一段落です。取り急ぎご報告まで。
長谷川
10月3日。奇しくも娘の誕生日と運動会が重なった秋の1日。そこは大人の校区運動会も一緒に暑くなる1日です。ぎりぎりまで瀬戸内町へ仕事でいくから出られないはずだった私。しかし仕事が急遽なくなって出場。加えて集落で突然のお悔やみが重なり、運動会に出られない人が続出。というわけで正式に選手として種目が決まっている場合よりも多くの種目に出る事に。むかで競争(大人でも本気です)、400mリレー、30kgの俵担ぎ100mレース、800mリレーと出場。もう足腰くらくら。かと思ったらまだまだ元気な38歳の自分の体はいったい体内年齢いくつなのか。いつも25kg、45kgのシーカヤックを一人で車に乗せたりおろしたりの仕事のおかげで、想像以上の体力がついているようです。そのうち相撲にも出させられるぞこりゃ。
就職しないで卒業する学生が急増とか、人員削減で首切りとか、世の中は寒いニュースが走っています。一方で暑さで亡くなる方が東京都だけで160人近くになったとか。そんなラジオの放送のから87年前の関東大震災の話が飛び込んできました。約300人の朝鮮人を救った日本の警察署長の話です。当時、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」とよからぬ噂が立ち、多くが殺害されるなどの迫害を受けていたそうです。そこで逃げてきたその約300人の方々を、署長は不確かなうわさだけで迫害するなどおかしいとしてかくまったのです。実際その方々は、近所に働きに来ていただけだったのでした。警察署には1000人の群衆がつめより、なぜ朝鮮人をかくまうのかと抗議されます。しかし署長は命がけで群衆と対峙し、「朝鮮人を殺すなら私を殺せ」とかくまい続けました。当時の風潮の中で朝鮮の方々をかくまうというのは、それだけで逆賊のような扱いを受け、下手をすると命まで落としかねない事だったようです。それでもその署長は彼らを一人も群衆に引き渡さず、守り抜きました。いま、その署長の行為を讃えて語り継ごうという活動が始まっている、とそのニュースは告げていました。そんな勇気ある署長の行為に、私は強く感動を覚えました。日本版シンドラーのリストといったところでしょうか。
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毎年天気が荒れる8月初旬、恒例のあやまる祭りが笠利町にて開催されました。各集落、また一般チームなども含めて大勢のチームが舟漕ぎ大会にて熱い戦いを繰り広げ、会場となった万屋漁港は観客と選手の熱気に包まれていました。そんな中で私も地元の節田集落チームで出場。練習を重ね、作戦も練り、本番に臨みました。全員一丸となって戦い抜いた結果、初の決勝進出、そして3位となりました。昨年の1位、2位のチームを破っての3位です。集落としては快挙でした。1位、2位はいずれも20代、30代で構成されたチーム。それに対して50代から20代と、年齢ごちゃごちゃなチームで近差ですから大健闘とも言えます。しかし個人的に、2位に近い差で及ばなかったことが悔しく、高校球児のようにたまらず涙がこぼれました。ああ、青春。奄美大島万歳!みんなも出よう、舟漕ぎ大会。そして後夜祭。太鼓や踊り、島唄などで盛り上げ、最後は花火大会。星空も出てすばらしい火の芸術を一同ため息をこぼして鑑賞。2010年のあやまる祭りはこうして静かに幕を閉じたのでした。
「節田がいいです」と以前からゲストにリクエストを受けていました。そしてようやく太平洋沿岸が静まり、満を持しての節田でのシーカヤック。ほんとに久しぶりです。外洋なので少し沖に行くだけで見事な海の色。ウミガメもあちこちに泳いでいます。やはりなんといっても水中の珊瑚はすばらしい。そしてアフターカヤックはみんなでランチ。7月に新しくオープンした屋台の「Rainbow cafe」へ。空港線を名瀬方面に向かい、ばしゃ山村を過ぎて約3分くらいのところ。道路左手にぽつんと小さ白い家があります。屋台はその家の前。鮮やかな奄美の海とヤシの木などが描かれた軽自動車がそれです。主力商品は店主が時間をたっぷりかけてつくるスパイス入りのレインボーカレー、600円。そのほかにタコライス 550円、ラスタ丼 500円。(メキシカンチキンののったどんぶり)などなど。さっそくカレーを頂きましたが旨いです! 今日もいこうかと思うくらいです。ぜひみなさんもご賞味下さい。