夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
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それは27日のこと。隣の家がどうも昼間から騒がしい。もしやと思えばその家の入り口に弔いの装い。「そんな〜!」と心が叫ぶ。ついぞこの前入院された節田集落の長老さんが、急遽お亡くなりになった。93才であった。僕たちが引っ越して来た時、本当に嬉しそうに歓迎してくれた元気な姿が蘇る。ちいさな子供づれだったのと旧暦正月だったことで、初対面の僕らにいきなりお年玉をくれたのだ。夏にはいつも商店の近くで夕涼みをし、人が通ると満面の笑みで手をふってくれた。忘年会ではさっそうと立ち上がって「ラバウル小唄」を唄った。カラオケのリズムとすっかりずれていながら元気よく唄い、みんなを元気づけてくれた。集落の常会では、すでに自己紹介も終わってみんなが知っている僕ら家族を、わざわざ重い腰をあげて紹介してくれたりもした。自分の身内でもなく、そんなに深く関わって来た人ではないのだけど、いまこんな言葉が胸を熱くして思い出される。
「長谷川さん、いつも集落に深く関わってくれてありがと〜。」
ほんとうに嬉しそうにそう語ってくれた、元気な頃の長老が忘れられない。長老、お世話になりました。どうか天国で安らかに。そしてまたいつかお会いしたら、いっしょに唄いましょう。
「長谷川さん、いつも集落に深く関わってくれてありがと〜。」
ほんとうに嬉しそうにそう語ってくれた、元気な頃の長老が忘れられない。長老、お世話になりました。どうか天国で安らかに。そしてまたいつかお会いしたら、いっしょに唄いましょう。
還暦を迎えたご両親と奄美大島旅行にこられたご家族。光栄にもそんな素晴らしいお祝いのご旅行を、ガルフブルーカヤックスのカヤックツアーで楽しんで頂きました。前日までは雨。嫌になるような天気でしたが当日は見事に晴れ。息子さんたちの親孝行が天に通じたのか、暑いくらいの陽気。お父さんがルアーを投げると1投目から大物がヒット。その場でさばいて刺身で味わいました。焚き火でパスタをつくり、青空ランチ。紅茶と黒砂糖のお菓子でおやつをし、天気に恵まれたカヤックツアーは無事終えたのでした。青い海に浮かび、大物を釣り上げ、みんなでピクニックのようなランチをとり、ご家族にとって初めての奄美は驚きの連続だった様です。ご家族の良き思い出作り。そんな機会をごいっしょさせて頂いて、本当にありがとうございました。
お詫び
いつもブログをご覧頂いております全国の皆様、誠にありがとうございます。さて、先日から気まぐれでとりつけた拍手ボタンを消す事にいたしました。といいますのも、コメントを頂いていたにもかかわらず、2ヶ月近くまったくそれに気がつかずにいたことがさっき判明したからであります。拍手ボタンからコメントやご質問を送られても返信できない機能となっており、それは寂しいのでやめました。それと通常のコメントも今後は見られる様に設定を変更いたしました。移住に関するご質問にも全く気がつかずにおり、誠に申しわけありませんでした。今後は迅速に返信させて頂きますので、またどうぞ遊びにいらして下さい。
畑の木を切ってくたくたになり、寝そべって大空を見上げる。あとで気がつきましたがこのすぐ上にある木はうるしの一種で、とおりがかった島の人たちは私がかぶれなかったかと心配していたそうです。
いつもブログをご覧頂いております全国の皆様、誠にありがとうございます。さて、先日から気まぐれでとりつけた拍手ボタンを消す事にいたしました。といいますのも、コメントを頂いていたにもかかわらず、2ヶ月近くまったくそれに気がつかずにいたことがさっき判明したからであります。拍手ボタンからコメントやご質問を送られても返信できない機能となっており、それは寂しいのでやめました。それと通常のコメントも今後は見られる様に設定を変更いたしました。移住に関するご質問にも全く気がつかずにおり、誠に申しわけありませんでした。今後は迅速に返信させて頂きますので、またどうぞ遊びにいらして下さい。
畑の木を切ってくたくたになり、寝そべって大空を見上げる。あとで気がつきましたがこのすぐ上にある木はうるしの一種で、とおりがかった島の人たちは私がかぶれなかったかと心配していたそうです。
webサイトをいじっていたら、ご近所の牛農家の方からお電話。「牛の草集め手伝えますか?」「はい」と、引き受けた。この草集め、どうやると思いますか? 牛農家の方たちは、牛の餌となる牧草の畑を持っています。それを、ある時期、天気をみて一気に刈り取るのです。まずは草を刈るマシンで一網打尽。続いてはそれを集めるマシンで整理整頓。最後に草を丸めてひもで縛るマシンでぎゅうぎゅうに凝縮。僕が呼ばれたのはその丸めた奴を運ぶ段階でした。最初は2tトラックをもっていってそれを運転するだけかと思ったら、「それでのせて!」と農家の方。でっかいハンドのついたトラクターみたいな奴を運転しろとおっしゃる! まったく初めての事にぽかんとする。それでもおっかなびっくりエンジンをかけ、レバーを動かしてみる。すると、ロボットアームみたいなやつが上に下に、右に左に動く! ゆっくりと慎重に草をつかみ、トラックへ乗せる。そして牛舎であっちからこっちへ移動。いやいや、どうにか壁に穴をあけるとか電柱を倒すとかもなく、無事に仕事を終えてきました。あのでっかいハンドで草をつかむ時、キングコングが人間をつかむシーンを思い出してしまいます。
3月31日に担当のサトウキビを全て刈り終え、チームにようやく休息が訪れました。嵐の日も、照りつける日もひたすらに歩き、切り倒し、拾い、そして歩いた畑の距離はおよそ600km。ハーベスターという重戦車とともに駆け抜けて来たサトウキビジャングル。武器はおの一本。猛毒蛇のハブにあわや噛まれるかという場面もありましたが、全員無事にゴールへ辿り着きました。いまはただ疲れきったこの体をゆっくりと休ませようと思います。ふと落ち着いてみると、様々な事が思い出されます。頭上に広がっていた青空、太陽の光で眩しく輝く山の木々。美しい夕焼けや真っ暗な夜の星空。なんて自然のど真ん中を駆け抜けて来た事でしょう。あれほど苦しかった労働も、なんだか懐かしくなってきます。また来年、あの畑に吹くさわやかな風の中を歩いて行きたい、そんな想いがこみ上げてきます。