忍者ブログ
夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

早くうちの畑をやってくれとか、なんであそこはもう刈り取ったのにうちはまだんなんだ、などなど、飛び交う地主さんたちの声。この時期の収穫だけが収入という方も少なくなく、みな必死です。ハーベスター(オレンジの戦車みたいなやつ)も朝から暗くなるまで稼動しています。補助員も毎日泥だらけで格闘中。さすがにまだハブはでてきません。なんせこの奄美大島でも、マフラーにニットの帽子、薄いダウンみたいな格好をしています。例年にない寒さらしいです。そんな冬でもお楽しがあります。小高い丘の上の畑で仕事をしていると、大海原が見渡せます。今日はなんと、3つのグループのクジラが別々に泳いでいる姿が目に入りました。むかし、海は広いな大きいな〜♫と歌った景色そのものです。


PR
気温10度前後と、雨。なんかずっとこんな天気です。サトウキビ畑は毎日どろどろ。服も顔もどろどろ。どろ色のレインウェアがあったらいいなと思うほど、青いレインウェアは泥色になってしまいます。そして今日、ひさしぶりに雨がやみました。久しぶりにレインウェアを脱いでいます。ああ、光がありがたい! 先週は雨で息子のサッカーもお休み。欲求不満で大暴れしていましたが今日はるんるんと練習に行きました。娘は風邪気味のため、プールはお休み。ひたすらねんどで遊んでいます。そして唐突に「パパ、人魚つくって」とかいってくるので困惑します。内地の方がもっと寒いのでしょうが、奄美でも手がかじかむほど寒い天気が続いています。ああ、そろそろ隙間のない家に引っ越したいなあ。どこかいいとこないかなあ。


シーカヤックツアーは冬季休業していますが、サトウキビの刈り入れは大忙し。しかもその合間に、トラクターを運転して畑をきれいにしたり、牛の世話を手伝って草をやったり、牛の餌を畑から担ぎ込んだりなどなど肉体労働てんこ盛り。冬の島はほんとに忙しい。今日は牛の競りがあるのでトラックに牛を乗せる仕事。小屋から運ぶ途中、250kgの巨体にこっちが引っ張られておっとっとという感じです。写真はまだ小さな牛。ミルクを飲んでいます。先に飲んだ方がまだ飲んでる牛の邪魔をするので見張っているところです。まるでうちの子ども達をみはっている気分です。まったく人間の子供もいっしょです。帰ってきてブーケをみたらそりゃあ小さく見えました。


キビ刈りの合間の休日。ゆっくり目覚めて海へ犬の散歩をしに行った。海は静かで、風もやさしい。喜界島から昇る朝日が美しくあたりを照らしていた。沖のリーフはいつもどおり波が崩れている。と思ったら、その一部がどんどん右方面へと位置を変えて動く。んん?と眺めていると、小さな背びれが見える。泳ぎ方からして、10頭近いイルカの群れだろう。予期せぬ遭遇に興奮してさらに眺める。ああ、やっぱりイルカだ、いやいやイルカによく似たカツオの群れか…なんてだんだん興奮で混乱してきた。しかし、やっぱりイルカだった。いやあ、毎日歩くこと4年間。まさかここ節田でイルカがみられるなんて!と感激に浸っていた。そしてほんの少し視線を喜界島方面へ移すと、ブオーッと水面から鯨のブローが上がった。黒くて丸い背中、さらに潜るときに尻尾がみえた。間違いなくクジラだ。それもはっきり見えるほど近くだった。イルカの興奮で少しハイになっていたがもう興奮大爆発。節田のリーフのすぐ沖側からまたブロー。どうやら親子だ。胸ビレを上げて水を叩く様子も見える。急いで家に帰り、妻も子どももパジャマのまま海へ。全員で鯨をしっかりと確認しました。ここ節田で、初イルカと初クジラ同時体験でした。未だに興奮覚めません。


朝食後、どうしてもカヤックで鯨見るという子供たち。
しかたなく出航するも、さすがにもう見えず。

昨年のスタート同様に今年も1日からツアー、の予定でした。しかし元旦は全国的に悪天候だったようで、ここ奄美もあられが降るほどの寒さ。おまけに叩きつける雨と風。さずがに2日からのツアーとなりました。当初は晴れ間もでて爽やかなスタート。しかし変わりやすい冬の天気。お昼ごはんは土砂降りになり、一同洞窟へ避難。あまりの寒さに早々とビーチをでて漕ぎ出しました。するとどうでしょう。爽やかに晴れてくるではありませんか。振り返ると、自分たちが居たビーチの付近だけが真っ黒な雲に覆われていました。早く帰れとばかりに追いやられてきましたが、お陰で節田の広大なリーフの外側をまわり、水中のテーブルサンゴを堪能できました。そしてツアー終了後に爽やかな晴れ間。終わり良ければすべて良しかな。

さてさて、HPでもお伝えしておりますが、まもなく冬季の休業ということで4月上旬までカヤックツアーはお休みさせていただきます。春の旅行でカヤックツアーをお考えでしたお客様、誠に申し訳ございませんが、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。3ヶ月も休んで何しとるんだ?と思われるかもしれませんね。実はサトウキビ畑の刈り取りがシーズンなので、山仕事に入るのです。また、最初の2年程は冬から春もカヤックツアーをやっておりましたが、せっかくのご予約をいただいても海が荒れてしまって中止となったことがかなりありました。それならばと、いっそ休業することになったという理由なのです。

ではでは、皆様、また4月に山から降りてきましたら海でお会いしましょう!そのときはまたよろしくお願いします。

GULFBLUE KAYAKS 長谷川 雅啓




あけまして
おめでとうございます!


ここ奄美大島に移住し、来月ではや4年になります。ええっ? もうそんなに、という感じがします。夢中で走ってきたので、時間を忘れています。昨年は家族全員新型インフルエンザに倒れたスタートですが、今年は全員元気に走り出しました。
31日の大晦日はあまりの寒さにあられも振りました。海は大時化。届くはずのおせち、年越しそばセットも届かず。本来の奄美の正月は、親戚などが大勢集まって、三献(さんごん)といってお吸い物や刺身を食べ、一年の抱負などを話し合うのです。その数およそ100人規模。親戚だらけの奄美大島では、次々親戚が訪れては帰りを繰り返し、それは大忙し。正月が終わると、振る舞いに張り切り過ぎたお年寄りが入院、なんてことも時々あるとか。我が家はおとなしく年越しそば、そしてこじんまりと家族4人で三献を行いました。ついこの前クリスマスで洋風なお祝いだったのに、まったく日本人は忙しい民族なのかな。
なにはともあれ、大雨から立ち上がり、元気を取り戻してきた奄美大島です。今年は何がまたあるかわかりませんが、明るく楽しく、大いに海を駆けていきたいと思いますのでよろしくお願いします!


寒さの余り焚き火。
ついでに焼きリンゴ、豚肉の煮込みをことこと


フジでも十分ジューシーな焼きリンゴ


焚き火の明かりは
どんなイルミネーションより温かい


玄関もお正月バージョンに


今年一番の太陽の光


年末は奄美大島にも強い寒波がやってくるそうです。年末家族キャンプを計画していた我が家も、かじかむ寒さと雨の中との予想で延期を決定。去年の今頃に新型インフルエンザで家族全滅しただけに、冬の無理にはちょっと慎重です。でもそんな寒さが訪れると、今度は冬の特産、アオサという海藻が岩につき始め、店頭にも並びます。そう、この時期は奄美の野菜や果物、海藻などが一番元気よく市場に出回るのです。

話は変わります。先日、手伝っていた塗装の仕事の社長が飲酒運転で交通事故。首の骨を4本も骨折して全治3ヶ月。車はぐしゃぐしゃ。よく死ななかったと思う惨事。まあ誰かを死なせたりしなかったのが幸いでした。みなさん、年末年始でお酒を飲む機会も増えるでしょうが、自分こそは大丈夫と思っての飲酒運転はくれぐれもおやめください。






クリスマスプレゼントに子供用のデジカメをもらった娘はもうご機嫌。そこらじゅうのものを撮りまくり、新聞配達のおばちゃんまで撮られていました。でもその気持分かります。うかうか家でゴロゴロしていようものなら「カシャッ!」とやられます。そんなお気に入りのカメラをもって冬の節田海岸へお散歩。だれもいない海。空気や水も澄んでいました。


もうすぐ収穫されるサトウキビ。下はジャガイモ。


撮りまくってあっという間に電池切れ。


海も空も澄んでいます。
年の瀬も迫る12月の奄美大島。昼間の日差しは25度。朝晩は10度前後。夏と冬が交互にやってくる中、澄んだ海と空に恵まれたキャンプツアーとなりました。リピーターさんの念願だった笠利崎灯台も回れる穏やかな海。行けるときに行ってしまおうと一気に長距離を漕いだ中日。豪雨災害以来初めて通った島の北部の沿岸線。ところどころに凄まじい土砂崩れの後を確認しました。しかし美しく透き通った冬の海。空、朝日、夕焼け。夜はダウンのシュラフ、朝晩は薄めのダウンや中綿入りのジャケットなどが必要ですが、それはそれで焚き火のありがたさがまた身に染みます。お湯割りの格別なこと。最高の天気で締めくくった2010年最後のキャンプでした。


ピカピカのフェザークラフトK1。 
フレッシュレッドがまぶしい。


早朝はいつも神秘的な時間


やっぱり土盛海岸はきれいです


激しい潮流の波しぶきをかぶって
島最北端を回る


夕方、笠利湾の入り口の海岸へ上陸。
美しい夕日が照らす。


夕焼けに染まる空と笠利湾を眺め、
黒糖焼酎のお湯割りを満喫。
子どもが入っている手熟師会。12日の早朝からアサギマダラという蝶の観察会があり、行ってきました宇宿漁港(空港のそば)。この蝶は越冬のため、群れになって枝やつるにぶら下がっているのです。先生に連れられ、薄暗い森に入る10世帯くらいの親子。すると、あっというまに見つかりました。樹の枝にとまっています。先生がいて教えてくれないと、暗いうちは木の葉っぱと変わらず、見過ごしてしまいます。いましたいました。群れになっていたり、バラバラになっていたり。こんな家の近くの森にいたんですね。やがて夜が明けてあたりが明るくなるとアサギマダラも飛んだり動いたりします。見渡すとパパイヤもあり、生き生きとした新芽が生えていました。




夏が終わり、秋がくる。そして冬が奄美にもやってきます。といっても今日も半袖Tシャツで汗ばむ陽気ですが、一応冬です。そうすると、暑すぎて育たなかった野菜が、急に巷に姿を表すのです。普通に大根、キャベツ、白菜、などなど。なかでも私のお気に入りはこれ。島ニンニク。島の呼び名は「フル」です。ニラでもなく、かといって青森みたいなニンニクでもない。これを根元から先まで2cmくらいの幅に切り、豚バラ肉なんかと炒めるともう最高。畑にのびのび育ってます。


北風吹き荒れる日の多い奄美の冬。それなのに2週連続で静かな海を勝ちとった島ウーマン達。泳ぐのはさすがに寒いのでちょっと遠出。砂浜で紅茶を楽しみ、リーフを散策。帰り道は前回に負けず劣らずの美しい夕焼け。今年は終盤にきていろいろあった奄美大島ですが、こんな夕焼けをもって漕ぎ納めができた彼女たち。明るい未来を感じさせてくれます。






あまりにもすばらしいサンセットカヤックを体験してしまった島ウーマン達。感動の余韻も冷めぬうちに「また来週も」と意欲満々です。12月になってもカヤックにきてくださってありがとうございます。そこで改めて皆さんにもこの前の夕焼けのすばらしさをさらにご紹介いたします。

話かわって11/30の雨。今度は私の住むエリアが、「観測史上最高の雨量」だったそうです。あまりのすごさに、さすがに焦りました。メインストリートは一時マフラーまで冠水。学校からもお迎えにきてくださいとの電話。夜中まで豪雨が続き、直したはずの雨漏りもさらに増え、バケツ達がキンコンカンと大合唱。保育所目の前の畑も水没。あわや保育所までと思われたところでどうにか水は引いていきました。あの豪雨再びと思われましたが、幸い名瀬や住用(前回老人ホームで死者がでた地域)はたいした被害はなかったとのこと。皆既日食が観測できる国や地域は天変地異や大異変がある、と聞いたことがありましたが、まさになってしまいましたね。でも明日からまた晴れそうです。








豪雨を乗り越えた島ウーマンたちとカヤックツアーへ行ってきました。秋の節田はこれ以上ないくらいの静かな海。美しいサンゴ礁を堪能した帰り道は、まさに黄金ロードといいたい最高の夕日。これ以上何が必要ですかと自分に問いかける。 ビール?








あの豪雨の時に奄美旅行を予約した、というお客さんが来られました。周囲からは危ないから旅行キャンセルしなよ、などなど言われたそうです。それも無理ありませんね。でも諦めずにやってきたら、それはもう最高の秋晴れ。小春日和と呼ぶにも暑いくらいの日差し。夏ならばジャットスキーやエンジン付きパラグライダーがうるさい場所も、自分たちだけの楽園のように静か。私も1年くらいはお客さんも来ないかな、なんて構えていただけに新鮮な時間を過ごさせて頂きました。そして週末、来月のキャンプと、まだまだ今年は終わっていません。行けるかぎり海に行くぞという意欲がまた燃えてきました。


水着だけで泳いだお二人。「意外と平気」だったそうです。


こんな海に浮かべばやっぱり爽快!


諦めずに素晴らしい天気を勝ち取りました!
[6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16
Think the Future
【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!
奄美のお天気時計
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
アクセス解析
Admin / Write
忍者ブログ [PR]