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夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
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9月の仕事はいったいくつ潰れたでしょう。台風ふたっつ、昨年以上の豪雨ひとつでめっちゃくちゃでした。それでも命はあります。家もあります。家族は生きています。元気をだして進んでいかなくちゃ。

10月8日〜9日はキャンプツアー。
いまから気持ちは青い海、白いビーチ、そして焚き火の暖かさに跳んでいます。はるか信越から来てくれるお客さんには、奄美の海の青さ、朝焼け夕焼けの美しさ、鳥の声や波音に目覚める朝はどんな体験でしょうか。



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床下浸水したわけですから、当然庭の低いところのものは水没。カヤックも水没。旅に出なかっただけいいです。この機会に普段使わずにしまっていただけのものなどまとめて廃棄。お陰で倉庫もすっきりです。昨日は役場職員が床下の消毒ににやってきて、クレゾールを散布。頭くらくら。みなさんお疲れ様です。

ひとまずはひと息というところ。2日間くらいコインランドリー生活でした。いまでは変な音してますが洗濯機もどうにか動くようになりました。市街までの道も無事整備され、物流は普通です。




もうテレビでもみるか


そんな中、息子はピアノ発表会へ
 島のあちこちで「昨年の豪雨よりすごい」と声が上がった今年の豪雨。一夜明けていまは落ち着いています。しかしまだ大雨警報が解除されず油断はできないところです。それでも昨日、家族は全員無事帰宅。家も掃除してなんとか生活はできています。子供たちも学校や保育所に無事に通っています。お気遣いいただいた皆様、ありがとうございます。

 ここ節田で生まれ育った年配の方々も、ここがこんな雨にやられるなんて数十年生きてきたけど初めてだと、口をそろえて驚いています。雨雲レーダーでも思い切り奄美北部が滅多打ちだったことがわかります。最近は過去のデータや歴史はまったく関係なく、起きるはずのないことが起きたことのない場所でも起こるようですね。科学的データや分析では安全とされても、生きる直感が危険を知らせたらそっちを信じないといけないと思い知らされます。あのタイタニック号の悲劇の時も、チケットを持っていたけどなんか嫌な胸騒ぎがして乗船をキャンセルした人達もいたと聞いています。

 今回、昨年の豪雨で散々な思いをしている島民の多くは、行政からの避難支持をまたずに早々に自主避難をしていたとニュースでみました。教訓は生かされたようです。


庭も瓦礫をどけてすっきり。


庭の道具を流出から守ったカヤック。
もとの位置で休憩です。


泥だらけでしたが根性でピカピカに。
洗濯機が浸水して乾燥中。動くかな?


とりあえず今度は植木を避難。
ラナが心配そうにみています。
昨年の奄美豪雨を上回るような豪雨が続いています。

朝5時に港にフェリーで着く家族を迎えにいくために3時半頃目をさますと、庭も風呂場もどろだらけ。9時頃から激しい雨が降り出し、度々停電。雨漏りも過去最大規模で天井にブルーシート三枚導入。雷も光りっぱなしの鳴りっぱなしでどうにか眠れたのが12時すぎ。4時頃に車にのって外へ出るも、そこら中にどこからか流れてきたゴミが散乱。節田の空港線はすでにアマゾン川のように濁流。ボートで水の上を走っているのかという水しぶき。そこで初めて奄美エフエムをつけてみた。するとすでに土砂崩れも各地で起きており、ひどいところは腰の高さまで道路冠水とか。そうでなくても危険を感じて引き返す。この雨、名瀬地区もすでに大勢が避難している模様。住用はどうなっているか気になるところ。もはやどこかだけが被災地と呼べない規模で災害が進んでいくかのようだ。



この洞窟は、洞窟というより短いトンネルでした。西伊豆の千貫門、その小さい版という感じです。だだし奄美のこれはカヤックみたいな小さい船しか入れないでしょう。なので、よりシーカヤッカーの秘密の場所みたいです。静かな日であれば上陸してお弁当でも食べたり、ロックガーデンをシュノーケリングしたりも楽しそうです。しかし南国の白いビーチやサンゴ礁はあるし、こんな圧倒的な岸壁、険しい地形もあって奄美はおもしろいです。


そびえたつ断崖。隠れ家みたいです。
夫婦げんかでもしたらみなさん是非こちらへ。


洞窟を抜けると脇には外へ通じる道。




帰り道。高台から住用湾を一望。


ようやく晴れてきた。
帰り道に天気がいいと癒されます。
懲りない男一号が、再び洞窟探検へ向かいました。台風の影響がまだ少々残っています。カヤックの先を波が洗っていきます。飛沫が目にしょっぱい。でも以前よりは静か。今日こそ洞窟内部へ上陸か。見えてきた入り口。波はこの前よりちいさいものの、カヤックには充分でかいです。おっかなびっくり侵入。入りました、ついに。世界初(たぶん)、奄美大島市崎の青い洞窟に、手こぎ船で入りました。ですがめちゃくちゃ轟音をあげ、波がごろた石の浜に打ち付けています。おれは無事に上がれるか、どうか、上がりました!でもカヤック横倒しになり、波にもまれてびしょ濡れです。あわててサンダルも脱げます。(けっこう興奮しちゃいました。)

ふうっと一息ついて周りを見直すと、そこはそびえたつ岸壁に囲まれた場所。一見濁っているような水は、実は幻想的なクリアーブルー。その不思議な透明感はまさに光の芸術。自由に泳ぎ回る小魚の群れは、水色のゼリーの中に閉じ込められた泡のようでした。ホールの中はカヤックが激しく上下に揺さぶられる荒波。ゆっくり撮影もままなりません。様々な角度からの反射で、不思議と水の底からライトアップされているようなあの青さ。現実に目の当たりにした人にしかわからない素晴らしさです。



迫る市崎。今日はどうかと胸踊る。


慎重に波をみます。


いざ突入。やっぱり青い!


冷汗かきましたがついに上陸しました。


撮影中、背後からの波で
もみくちゃに。


大きい穴と小さい穴。
小さい方もカヤックで通れます。(続く)


それは20日だったか。南下した台風が見事に戻ってきたのです。くるりと円を描いて。でもここらへんは毎年のこと、いつものこと。庭のカヤックが飛ぶこともないし、縛る必要もないのです。そして夜、轟音と共に叩きつける雨と風。みると廊下が水びたし。水滴ではなく、まるで水道の閉め忘れみたく、ストレートに水が天井からおたれになっているではありませんか! もちろんだからといって暴風域まっただ中の夜に屋根など見に行ったら吹っ飛ばされます。さっそく屋内アウトドア開始。ブルーシートを天井から垂らし、ひとつのバケツに雨漏りを集中させます。まるで水道の蛇口が開いてんのか、というくらいの勢い。8歳の娘がすわって入れるくらいのでかいバケツ。それがものの一時間くらいで7割はたまります。まめに排水。

そして雨もやみ、少し晴れた21日。屋根をみたら案の定。ぶっとんでました。もうこんな日は大工です。








島のスーパーはガラガラ。あるもので調理です。21日の夜からようやく物資が入り始めます。スーパーに人が殺到しそうです。台風前は牛乳を仕入れまくった某スーパー。その時は台風も少しそれたので、牛乳を無料で配っていました。そして台風カンバック! 今度はモノがありませんとは皮肉。
夏が台風と共に去っていく気配がする。肌寒い風になるからだ。しかしそれとともに悦びを運んでくる。キャンプの季節なのだ。夏もいいんだけど、なにかこう秋のほうが焚き火とかが幸せなんですよね。星空もより澄み渡り(おっと目がきらきらしてきちゃったぞ…)、いろんな海岸がより人の気配がなくなり、カヤッカーの楽園がやってくる。ただでさえ沖縄に比べると観光化されていない奄美大島。そこへきて更に静かになる海岸は、毎年この仕事をしていてよかったとしみじみ感動させてくれる開放感です。すでに12月のキャンプツアーも入ってきています。 ご希望の方はぜひご一緒しましょう!
この前もらってきたと思ったラナ(6ヶ月、ゴールデンとラブラドールのハーフ)。みるみるうちに大きなくなってきた気がします。脱走は日常茶飯事、カヤックの下に穴をほってカヤックが傾いたりします。昼のチャイムには「アオウオアオーン」なんて喋ってあわせたりします。体が長いのでくねくねして、まるでうなぎ犬みたい。海岸では全力疾走。おばあちゃん犬のブーケに体当たりしたりします。どこまで大きくなるのかな。


おなかなでて♡

                
                 子供の相手はつかれるわい
ガルフブルーカヤックス発足当時は、コアなカヤッカーが冒険的なキャンプを楽しみに来て、それがメインになると思っていました。確かにそんな方々も来られますが、近頃予期せぬことが起きています。それは、二人乗りカヤックの前にのり、気楽にクルージングを楽しむ「姫カヤック」なるものがにわかに人気を読んでいることです。いったい誰が名付けたのか…。しかしこれは先着一名様のみ。なぜなら後ろを漕げる王子(?)は私一人だからです。

庭で作業していたときのこと。ふと振りむくと、お綺麗な外国人女性が後ろにいました。なんとフランス人のお客さんが、知人の紹介でカヤックをやりにきてくれたのです。数年前に日本に住んでいらしたそうです。

ということで海へ。節田の海も空も青々とゲストを迎えてくれました。シュノーケルで大きなウミガメにも遭遇し、「素晴らしい!」と連呼。水中遭遇は自分も久しぶりです。
節田海岸、あなどれません。

奄美大島中部、太平洋側に突き出した市崎という岬がある。そこは荒れる難所でも有名なところ。数回カヤックで通ったことがあり、大きな洞窟を何度か見かけた。今回はあらためてその位置や様子を調べに単身カヤックで探検。台風のうねりが残る外洋は迫力がある。かつて海賊が財宝を隠したという洞窟はおそらくはそこのことではないかという気がする。



うねりの残る外洋に、怪しい雲が漂う。


周辺は荒れる磯。


洞窟を発見。奥行きがありそうだ。


この青さは一体…?
愛車エクストレイルがついに我もとを去りました。風雪を共にした日々が思い出されましたが、塩害と仕事上の困難には打ち勝てず、ついに使用を断念。いよいよ長い船も安定して乗せられるマーク2ワゴンにチェンジ。もうカヤック乗せ降ろしでの捻挫も骨折もカヤックの落下もかなり軽減されるでしょう。ようやく仕事が本当に始まったという感じです。





いよいよもって台風のうねりが入ってきた。カヤックで浮かべば頭上から迫るようなうねり。そんな風になる前はまだこんなに静か。そして親子で泳いだ節田の海は、やはりサンゴ色とりどりで感動的だったようです。枝サンゴが増えている気がします。こんど写真とってみます。

ここ数日静かな海。お子さん連れのお客さんでも安心です。
静かだとやっぱり奥さんとか小さい子が楽しめて、結果ご主人も楽しいということになるようです。この日は遠くまでよくみえ、喜界島の建物までみえていました。エメラルドグリーンの海は透き通り、海底にカヤックの影がくっきりうつって空中浮遊感抜群です。







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