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夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
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「パパに見てほしいの!」とせがまれて、3年生の娘が通うフラダンス教室へ。ついでにブーケ(黒ラブ)も連れていきました。娘は車に乗ると直ぐに眠ってしまい、そのすきにブーケが娘を堂々と椅子にして座っています。さて会場では下は1年生、上は中学生まで熱心にレッスンをしておりました。フラの先生を目指している中学生もいるとか。熱心なことですね。





日にち変わり、大和村に移住してきた年の近いご家族とBBQへ。マングースバスターズで勤務されているとのこと。仕事が決まり、家がきまればあとのことは住みながら考え、変えていけばいいのです。移住希望者もいろいろな方がいらっしゃるようです。家も仕事も決まっていないのに早々と都会の住居をたたんできてしまい、途方にくれる人。先に仕事や家を決めてから住まいを引き払い、やってくる人。もちろん前者は自分も人も困らせることになります。やはり後者が理想的ですね。それと、田舎暮らしをするには、少なくとも汗をかいて体をはって、少々の汚いのきついのを覚悟するべきでしょう。それが楽しい人は移住も力強く実現できるはずです。なんて事を話しあっていたBBQでありました。

それにしても静かな海でした。





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いやあ、すっかりさぼってました、更新。なんせ自分の畑や子供の用事、おばあちゃんたちの畑の手伝い、PTAなどなど大忙し。最近は造園業まで気がつけばやっていたり。まったく自分の人生はどこへいくのかわかりません。それでもGWのカヤックはお陰さまで海にでられそうです。こんなご時世で旅行のご予定を入れていただいてありがとうございます。


今年は実りそうな島バナナ


奄美産のニンニク(フル)

    畑帰り。のどかな帰り道。命ある喜びを噛み締める。
東京から春休みで遊びに来たのは妻の友達の娘。三年生の元気な女の子。久しぶりのお客さんに子供たちはおおはしゃぎ。まだ寒い春の海にも飛び込む気満々。カヤック、キャンプと大いに楽しみにやってきたようです。ちなみに寝袋持参。やる気が伺えます。しかし残念ながらキャンプ予定日は雨。そこでなんとかキャンプっぽくと考えた末、大雨でもいつでも退避できるお庭キャンプに決定。タープにテントなどはっちゃうともう気分は完全にキャンプです。ちょうどお昼寝時にテントをはったらいきなり中で昼寝をしてしまったのはうちの娘。たくましいのか図太いのか。さあ、雨の中でもテントで寝ていられるかな?
















東京から春休みで遊びに来たのは妻の友達の娘。三年生の元気な女の子。久しぶりのお客さんに子供たちはおおはしゃぎ。まだ寒い春の海にも飛び込む気満々。カヤック、キャンプと大いに楽しみにやってきたようです。ちなみに寝袋持参。やる気が伺えます。しかし残念ながらキャンプ予定日は雨。そこでなんとかキャンプっぽくと考えた末、大雨でもいつでも退避できるお庭キャンプに決定。タープにテントなどはっちゃうともう気分は完全にキャンプです。ちょうどお昼寝時にテントをはったらいきなり中で昼寝をしてしまったのはうちの娘。たくましいのか図太いのか。さあ、雨の中でもテントで寝ていられるかな?






猛烈に忙しかった1月〜3月末。去年はひたすらハーベスターの後を歩いてキビ刈りでしたが、今年は半分以上トラクターにのっての作業でした。それも一人で。畑というのはどれも違っていて、常に新しいやり方で作業をするんだなと、勉強になりました。青い空、大きな田園風景が広がる山道には静かな風が吹き、そして牛舎にもどればやぎ、牛はいつと変わらぬ様子。家でもブーケ(犬)はのほほんとしています。TVやラジオから流れる震災、原発のニュースも、どこ吹く風といった様子です。そんな動物たちを見ていたら、そりゃあ世の中いろいろあるけれど、命あるかぎりいまの時間、与えられた環境をまっとうする。それ以外の余計なことは気にも留めないという姿勢のようにさえ思います。3万人近くが同時に亡くなったり行方不明となった同時刻に、自分は命を残された意味を考えたい。そしていままでと同じじゃない、なにか成長した新たな意識へと高まっていくことが、生かされた者の使命なのではないかという気がしてなりません。




トラクターにのって朝早く畑へむかう。するとまだ低い太陽が一面緑の畑を眩しくてらしていた。その光景があまりに心に染みこみ、ほっとさせられる。太陽がありがたく、空気がありがたく、命がありがたい。この頃そんな思いがまた深くなったような気がする。


3月11日、午後2時46分。この瞬間に突然飲み込まれてしまった多くの命、家屋、財産、そして生活。その数分前にはなんでもない日常を送っていた方々だった。何が突然に起きたのか、奄美大島でニュースを見ていたら分からなくなった。ましてその場にいて命からがら逃げ延びた方達は、本当に現実と思うには時間がかかったに違いない。いや、いまも悪い夢を見ているような感じかもしれない。ご老人から、赤ん坊にいたるまで忽然と消えてしまった。死者、行方不明者をあわせると1万7千人とも報道されている。文字では300体程度の遺体、と簡単に書けるが、それを現実に目の当たりにしたとき、正気でいられる自信はない。一面の瓦礫と遺体のなかで救助作業をしている方々の心労、疲労はいかほどか。そしてなにより、大切な家族、友人、生活を根こそぎ失った方達の悲しみ、苦しみ、凍える寒さは察するに有り余る。いまはただ、早期の復興を願うのみ。離れ離れになった方々に奇跡的な再開がわずかでもあること。そして最後に、亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
製糖期も半分を越え、サトウキビ刈り取り業者はスケジュールに追われる毎日。雨が降ったり、機械が故障したりで作業が止まったり、頭を抱えているようです。私の主な役目は刈り取りが済んだ畑にこの小さなトラクターで入ること。葉っぱをいっぱいかぶっていいるキビの芽株に日が当たるようにし、分岐していっぱい目が出るようにその株を切っていくのです。これを「株ぞろえ」といって、この円柱のカッターのようなものを回しながら走っていくのです。小回りが効くミニトラクターですが、問題もあります。お腹が低いので高い畝は潰してしまう。また、ひっかかって抜けられなくなり、大型トラクターに引っ張られて救助されることもしばしば。それでも必死に働いているミニトラ君。ついに故障してドッグ入り。治るのに10日近くかかってます。はやく帰ってきてほしいものです。それにしても、まさかこれほどトラクターに乗るようになるとは想いませんでした。まったく人生は予想外に進むものですね。でも思い返すと心当たりが。それは5歳くらいの時のこと。東京の実家で、夕方の子供番組をよくみていました。その合間に、かならずヤンマートラクターのCMが流れていたのです。

♫燃えろお〜とこ〜、あ〜か〜いトラクター、
それがおまえ〜だぜ〜♫。

こんなフレーズが自然によみがえってきました。ああ、あの頃から、トラクターに乗る自分を無意識に思い描いていたのかもしれませんね。幼い日の夢は実はすごい力をもって人生を作っているのでしょうか。でもちょっと違うのは、色。ちょっと冷めたおとこの青いトラクターかな。




トラクターで畑へと向かう途中、ふと目を引いたものを何気なく撮影しました。それは菜の花。久しぶりの気持ちいい青空にのびのび背伸びするかのような黄色い輝き。奄美の春を告げられたかのような気持ちです。そして帰り道。こんどは沈む夕日が照らすサトウキビの花。おもわずトラクターを停めて撮影しないではいられませんでした。どれもなんでもない風景かもしれませんが、実はいろいろな自然からのエールのようなきがして元気になってきます。陽に当たる、土の香りをかぐ、どろんこになる、クタクタになって汗をかく。そんな暮らしをしていると、きっと悪いことなんて考えなくなるんでしょうね。今日もまたどこぞの医者がわいせつ事件で業務停止との新聞記事。おいおい、命がけで汗かいて、サトウキビでもかついで必死に畑を歩いてみたらどうですかと言いたくなります。








今年は畑が不作。というより天気が悪くて育ちが悪いのか。そこへヒヨドリの大発生。ブロッコリーやジャガイモ、キャベツなどの葉っぱを食べまくり、農作物の被害が深刻さを増しています。例年にはない異常事態。天変地異の前兆か。過去のデータがあてにならない今日この頃、切干大根だけは順調に干されています。そこらじゅうの家でいまいっぱい作っています。切って干したばかりのそれは、まるで捕まった火星人が見せしめに干されている姿を想像させます。我が家のやつもいい感じに干されてきました。この島ではおでんなどにも太い切干大根が入っています。島料理には欠かせないのです。内地の切干大根はほそいものが多いけど、ここは太く切って長く干すんです。


ハンガーで干すといっぱい作れます。


雨で退屈な息子はシャボン玉でカヤックを攻撃


「ごめん、牛の柵のロック外すの忘れたので外しておいて!」と、牛飼いさんから頼まれ、はいはいと牛舎へ。どれどれと入っていくと、ずらっと全員整列し、一斉にこちらに視線が集中。もうとっくに草を食べ終えたのにいつまでここにいりゃいいんじゃいとばかりに抗議の視線にたじたじでした。ごめんごめんとロックを外してやると、ずらずらと所定の休憩場所へちっていった牛達でした。


世界一過酷を売りいしている奄美の桜マラソンが開催された今日、妻と子供たちはパラグライダー無料体験会に行ってきた模様(パパはサトウキビと格闘)。晴れ渡る空。暑い日差し。爽やかなあやまる岬に、8歳と5歳の我が家の子供達は舞い上がったのでした。風が少ないので勢いがなく、娘はいきなり墜落。といっても草薮で大丈夫、大丈夫。二度目は無事に舞い上がりました。5歳の息子は怖がると思いきや、大喜び。風も吹いてきて大きく舞い上がりました。大きな鳥が親と間違えたのか、パラグライダーの後を追いかけていました。少々びびっていた娘でしたが、二人とも最高の体験になったようです。










ぐっちょぐっちょ、どろどろの畑での仕事が続いていた。そして突然晴れ。気温も10度から19度へ一気に上昇。急にもどった夏の日差しに戸惑うも、草や木に注ぐ明るい太陽が最高にフレッシュで嬉しい。普段気にもしない牧草も、こんな角度で写すと生命力がみなぎっているようにみえます。




車を走らせていたら、こんな景気が飛び込んできた。思わずストップ。すかさずシャッターを切る。冬の曇りがちな季節ならではの美しさに、心あらわれる瞬間でした。


サトウキビ刈りの合間には牛舎の牛さん達の世話仕事。100mもある畑の奥から、かつぐのがやっとの草の束をトラックいっぱいになるまで運ぶ。これを牛飼いの女の人などは普通にやっております。相撲させたら都会の男は負けますね。そして牛舎の糞尿の掃除。これがまた重労働。たまに逃げ出した牛の追立などなど。まったく海のイメージでやってきた奄美大島は、どうしてどうして農業王国でありました。しかも冬がまた大忙しです。こうやって体をはって仕事をしていると、金やスキャンダルで騒いでいる政治のニュースなどが馬鹿かと思えてきます。人間やっぱり大地に触れ、シンプルになり、汗や血をながして必死で生きてこそうまい飯が食えるんじゃないでしょうか。





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