夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
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製糖期も半分を越え、サトウキビ刈り取り業者はスケジュールに追われる毎日。雨が降ったり、機械が故障したりで作業が止まったり、頭を抱えているようです。私の主な役目は刈り取りが済んだ畑にこの小さなトラクターで入ること。葉っぱをいっぱいかぶっていいるキビの芽株に日が当たるようにし、分岐していっぱい目が出るようにその株を切っていくのです。これを「株ぞろえ」といって、この円柱のカッターのようなものを回しながら走っていくのです。小回りが効くミニトラクターですが、問題もあります。お腹が低いので高い畝は潰してしまう。また、ひっかかって抜けられなくなり、大型トラクターに引っ張られて救助されることもしばしば。それでも必死に働いているミニトラ君。ついに故障してドッグ入り。治るのに10日近くかかってます。はやく帰ってきてほしいものです。それにしても、まさかこれほどトラクターに乗るようになるとは想いませんでした。まったく人生は予想外に進むものですね。でも思い返すと心当たりが。それは5歳くらいの時のこと。東京の実家で、夕方の子供番組をよくみていました。その合間に、かならずヤンマートラクターのCMが流れていたのです。
♫燃えろお〜とこ〜、あ〜か〜いトラクター、
それがおまえ〜だぜ〜♫。
こんなフレーズが自然によみがえってきました。ああ、あの頃から、トラクターに乗る自分を無意識に思い描いていたのかもしれませんね。幼い日の夢は実はすごい力をもって人生を作っているのでしょうか。でもちょっと違うのは、色。ちょっと冷めたおとこの青いトラクターかな。
♫燃えろお〜とこ〜、あ〜か〜いトラクター、
それがおまえ〜だぜ〜♫。
こんなフレーズが自然によみがえってきました。ああ、あの頃から、トラクターに乗る自分を無意識に思い描いていたのかもしれませんね。幼い日の夢は実はすごい力をもって人生を作っているのでしょうか。でもちょっと違うのは、色。ちょっと冷めたおとこの青いトラクターかな。
早くうちの畑をやってくれとか、なんであそこはもう刈り取ったのにうちはまだんなんだ、などなど、飛び交う地主さんたちの声。この時期の収穫だけが収入という方も少なくなく、みな必死です。ハーベスター(オレンジの戦車みたいなやつ)も朝から暗くなるまで稼動しています。補助員も毎日泥だらけで格闘中。さすがにまだハブはでてきません。なんせこの奄美大島でも、マフラーにニットの帽子、薄いダウンみたいな格好をしています。例年にない寒さらしいです。そんな冬でもお楽しがあります。小高い丘の上の畑で仕事をしていると、大海原が見渡せます。今日はなんと、3つのグループのクジラが別々に泳いでいる姿が目に入りました。むかし、海は広いな大きいな〜♫と歌った景色そのものです。