夫婦、子供2人、犬1匹が奄美大島へ移住。海と畑と人にもまれて走りまわる生活記録
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
本日10月30日をもって、龍郷町の海辺のパン屋さん、
「まんまる」が閉店となりました。
諸事情から内地へと戻られるそうです。
遠目にはただの家。広告を大きく出すでもなく、看板は県道にあるパンのマークのブロックだけ。開店前は、会う人会う人に「パン屋なんてもうからないからやめなよ」と口をそろえて言われたそうです。しかし、お店のご夫婦がパンにこめた真心は、そんな逆風を退け、確実に多くのお客さんに届いていました。決して商売をするのには恵まれた場所ではなかったでしょう。もっと売れたければ広告もだすべきでしょう。しかし、ご夫婦は「真心をもってつくったパンを」との思いを貫くため、あくまでも自分たちでお相手できる範囲で営業すると、会う度に聞かせてくれたものです。その姿勢、どこかガルフブルーカヤックスの「利益より少ない人数でゆっくり楽しんで頂く」という基本哲学と通じていました。お店はいつも明るく暖かい雰囲気。こぢんまりとした空間にはまさにまんまるくて柔らかい空気が流れ、ショーケースのパンを一層美味しく見せてくれました。買い物を忘れて話し込んでしまうこともしばしば。ときにはシーカヤックで海から行って買って食べたりしました。小さい時、母に手をひかれていった小さなパン屋さんを思い出させてくれる、暖かなお店でした。
自分たちが移住前、彼らご夫婦が載っていた雑誌をみて、いいなあと思って旅の時に訪ねたりもしました。移住や自営業の先輩でもあります。それだけに、いなくなってしまうことがとても寂しく、残念です。でも、それは明日の我が身かもしれません。島で生まれ、ここに実家があるひと。遠くで生まれ、遠くに実家があるひと。その両者の決定的な運命の違いはやはり強いのでしょう。
でも、きっとまんまるのご夫婦は、内地でも真心のこもった素敵なパンを焼き続けてくれるでしょう。そして今度は内地の町の人達を、幸せな気持ちにしてくれるはずです。そんな彼らの今後の活躍を、ただただ祈ります。ありがとう、まんまるさん。これからも同じ空の下、一緒に楽しく生きましょう!
「まんまる」が閉店となりました。
諸事情から内地へと戻られるそうです。
遠目にはただの家。広告を大きく出すでもなく、看板は県道にあるパンのマークのブロックだけ。開店前は、会う人会う人に「パン屋なんてもうからないからやめなよ」と口をそろえて言われたそうです。しかし、お店のご夫婦がパンにこめた真心は、そんな逆風を退け、確実に多くのお客さんに届いていました。決して商売をするのには恵まれた場所ではなかったでしょう。もっと売れたければ広告もだすべきでしょう。しかし、ご夫婦は「真心をもってつくったパンを」との思いを貫くため、あくまでも自分たちでお相手できる範囲で営業すると、会う度に聞かせてくれたものです。その姿勢、どこかガルフブルーカヤックスの「利益より少ない人数でゆっくり楽しんで頂く」という基本哲学と通じていました。お店はいつも明るく暖かい雰囲気。こぢんまりとした空間にはまさにまんまるくて柔らかい空気が流れ、ショーケースのパンを一層美味しく見せてくれました。買い物を忘れて話し込んでしまうこともしばしば。ときにはシーカヤックで海から行って買って食べたりしました。小さい時、母に手をひかれていった小さなパン屋さんを思い出させてくれる、暖かなお店でした。
自分たちが移住前、彼らご夫婦が載っていた雑誌をみて、いいなあと思って旅の時に訪ねたりもしました。移住や自営業の先輩でもあります。それだけに、いなくなってしまうことがとても寂しく、残念です。でも、それは明日の我が身かもしれません。島で生まれ、ここに実家があるひと。遠くで生まれ、遠くに実家があるひと。その両者の決定的な運命の違いはやはり強いのでしょう。
でも、きっとまんまるのご夫婦は、内地でも真心のこもった素敵なパンを焼き続けてくれるでしょう。そして今度は内地の町の人達を、幸せな気持ちにしてくれるはずです。そんな彼らの今後の活躍を、ただただ祈ります。ありがとう、まんまるさん。これからも同じ空の下、一緒に楽しく生きましょう!
PR
この記事にコメントする